わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。好きな映画や海外ドラマの感想や、覚えておきたい出来事など。食べることが好きなのでおいしいものについてもよく書きます。

編み物が楽しい2

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zfinchyan.hatenablog.com

↑前にブログで書いて以来、編み物がすっかり日課になってしまった。

この時に作っていた異様に長いマフラーは春が来る前に無事編みあがり、日々ぐるぐる巻きにして使っている。

ぐるぐる巻いてもまだ余るくらい長いので、北風が吹く夕方に息子のお迎えに行っても首元が暖かくて重宝しているが、首元から外す時に長すぎて必ず絡まるのでイライラする。

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どれくらい長いか写真に撮ってみた。

部屋の扉よりも長い。そして細い。

 

マフラーが意外と早く編み上がり満足した私は、次にネックウォーマーも作った。

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何度も途中でサイズを合わせたはずなのに、なんだかゆるゆるになってしまった。

でも可愛いのでお気に入り。

同じ毛糸で、息子(11)にマフラーを作った。

学校に巻いて行ったら「手編み?」と何人にも聞かれたらしい。手作り感丸出しのマフラーを巻いてくれてありがたい。

 

ちなみに一緒にリリアン編みで小物入れを作っていた息子たちは、早々に飽きたらしく編み物をやめてしまった。

最近夫がPS5の「スパイダーマン2」を買って、息子たちもそれで遊んでいるので、今はゲームに夢中なのだろう。

 

さて、息子(8)とダイソーに行った時、毛糸コーナーに立ち寄ってみたら「この毛糸、なんか旅行したみたいにわくわくした気持ちになるから、これでマフラーを作って!」と、言った。「フランスの冬の休日」をイメージした配色の毛糸らしい。

旅行したみたい、なんて可愛らしい言葉を無邪気に言うものだから、その特別に素敵な毛糸で息子にマフラーを編むことにした。

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茶、白、カーキ、ターコイズの渋い色が繋がった毛糸。煉瓦沿いの寒いフランスの街?

細い毛糸なので、かぎ針の目安は2号と書いていたが、2号なんて耳かきより細いではないか!

異様に長いマフラーとネックウォーマーと息子のマフラーは8号針で編んだ。だからわりとサクサク編めたのであって、2号針なんて、それこそ春になっても編み終わらないかも知れない!と思い、倍の4号で編むことにした。

息子がまたまた無邪気な声で「そのマフラーめっちゃ間が空いてて寒くない?」と聞いてきたが「大丈夫。意外と暖かいから」と、ごまかしてみた。

やっぱり2号のかぎ針で編めばよかった。

しかし、これも無事完成して、よく巻いてくれている。手編みだから、長さも幅も息子のオーダーメイドとなるため、それも嬉しかったらしい。「長さは短め、幅は太め」というオーダー通りに仕上げたところ喜んでくれた。

さて、次は、と家の中で空いている首を探したが目が合った夫はいらないと言う。

元々マフラーはしないと言うが、きっと私の下手な作品を仕事場につけて行きたくないのだろう。

仕方がないので、私の首は一本しかないが三本目の作品を作ることにした。

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息子と同じく旅シリーズから「アムステルダムの運河」

アムステルダムに行ったことはないが、おそらく素晴らしく美しいのだろう。

息子にオーダーされて作った「長さは短め、幅は太め」のマフラーが可愛らしかったので、自分のものもそうして作ることにした。

が、この時に息子のマフラーで長さや幅のサイズをしっかりと確認しないのが私の悪いところである。

出来上がったそのマフラーを巻いて友人に会ったところ「そのマフラー短くない?」と言われてしまった。

「自分で作ってん」と言うと「ああ…そうなんや(だから短いのか)」と返された。

「短いのが欲しかってん」と強がって言ってみたら「じゃあ、ちょうどやね」と、気を遣われた。

自分でも「なんか息子のより短いな」と薄々気づいてはいたが、他人から言われることでトドメを刺されてしまった。後日息子のマフラーと長さを比べたら15センチほど短かった。

そりゃ、短くない?って言われちゃうはずだ。

 

そして今は満を辞して夫のネックウォーマーを編んでいるところだ。

いらないと言われていたが、夫の好きな深い緑の毛糸を見つけたので見せてみたら、ネックウォーマーを編んでほしいと言ったのだ。

よっしゃ、と編み始めたはいいが、私が苦戦している様子を見ていただきたい。

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左から失敗続きの二つと、右が最新版

一枚を編んで最後にネックウォーマーの輪になるようにぐるっと端と端を最後に繋ぐ編み方なのだが、一回目と二回目は編むうちにだんだんと短くなり反り返ってしまった。多分どこかで編み目を飛ばしてしまっているのだろう。

ニットやから伸びるやろ、と思って引っ張ってみたが到底輪になどならないほどの差だった。

ちなみに残している失敗作はこの二つだけだが、これまでに何度も何度も解いてやり直している。そのたびにキィイイー!!と怒り狂いたくなるが、涼しい顔をして編み直している。

編んだ失敗作を解く瞬間ってすごく虚しいが、自分が下手なので仕方がない。

編み方を変えて、やっと反り返らなくなったのが一番右の作品だ。なんとかこのまま真っ直ぐ育ってほしい。

 

編み物のいいところはとにかく無心になれることだ。編んで、編んで、編みまくると、部屋の中が騒がしくても、その編み目の静かな波の中に沈んで落ちつくことができる。

また、どんどんできていく様子を見るのが一番楽しい。出来上がるとホッとするが、もう編めないのかと思うとさみしくなるほどだ。

 

ただ、編み物の困ったところは、大好きな海外ドラマを見ながら出来ないところだ。字幕派の私は海外ドラマを見ながら編むと手がピタッと止まってしまう。吹き替え版を聞きながら編むことも試したが、しっくりこない。

やっぱり、編み物には昔ながらのラジオがいいのかしら?などと思いながら、今日も私は編むのである。