わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。好きな映画や海外ドラマの感想や、覚えておきたい出来事など。食べることが好きなのでおいしいものについてもよく書きます。

そして、退院後

 

 

退院後の生活

 

退院してから2日後には息子は、もう痛み止めを飲まなくなった

入院中は朝起きた時に「喉が痛い」とよく言っていたが、退院後は朝痛みを訴えることはなくなった。

食事はシチューやグラタン、クリームリゾットなど息子が好きな食べ物で柔らかいものを意識して作った。お味噌汁やスープを作る時は具材の野菜を小さく切ってとにかく柔らかく煮込んだ。

退院して5日が経ったころ、外食することになり餃子の王将に行った。柔らかく息子の好きな物である天津炒飯(餡だく)をペロリと食べた。餃子は皮のカリカリの部分が口の中に刺さりそうで怖かったので、中の具材だけ取り出して食べさせた。

 

そしてその後、退院してから1週間後の診察では口の中はおよそつるつるになっていたが、まだ2箇所だけ黒い糸が残っているのが見えた。

これは絹糸で結んでいて、そのうち勝手に取れるので心配ないらしい。もうここまで傷口がきれいになっていれば、何を食べてもいいと言われた。「何が食べたい?」とお医者さんに尋ねられた息子は「プリングルスのサワークリーム味」と言っていた。

お医者さんは最後に言った。「喉を塞ぎそうなくらいの大きな扁桃腺だったもんね。すっきりしたね」その言葉を聞いて、やっぱり取って良かった、と思った。

(ちなみに退院してから2週間後、息子に口の中を見せてもらったら黒い糸は2つとも取れてなくなっていた)

 

 

その後、変わったこと

以前、息子は寝起きが超悪かった。

幼稚園の年長くらいからだろうか。優しく声をかけて、体を撫でて、徐々に目覚めさせる手順で時間をかけて起こさないと、暴れたり泣いたりした。自分から起きてくることは稀だった。私自身も寝起きがすごく悪いので(さすがに暴れることはもうしないけど)遺伝かしら、と思っていた。

ところが。

退院後、自分でぱちっと起きるようになった。

これには息子の寝起きの悪さを知っている家族全員が驚いた。

 

いびきについて

手術前、「こぉぉぉ」とか「ふがっ」とかしょっちゅう大きないびきをかいていたが、手術後はぴたっとやんだ。本当に漫画みたいに「スヤスヤ」という寝息の音がぴったりなくらい静かだ。入院中、息を吐く時にかいていた小さないびきも退院後はすっかりなくなった。

以前は特に明け方にいびきがひどく、すごく苦しそうだったため、私や夫が息子の体の向きを変えて、息が吸いやすい体勢を探っていたのが嘘みたいだ。

あまりにも寝息が静かなため、今でも時々「えっ?息止まってる?」と心配になって耳を澄ませて聞いてしまうほどだ。そのたびにスースーという静かな寝息が聞こえてやっと安心する、を繰り返した。

 

食事について

息子は、食べにくいという理由でお肉があまり好きではなかった。ヒラヒラとしたお肉、例えば豚バラ肉を炒めたり茹でたりして出すと「おえっ」と、口からよく出していた。そのためお肉の時は息子だけキッチンバサミで一口大に切って出すようにしていた。焼肉に行く時はお肉より韓国海苔とごはんやサイドメニューを食べることが多かった。

喉に詰まらせたことは幸いなかったが、あまりにもうまく飲み込めないので「扁桃腺が原因じゃないのかな?」と、小児科で相談をしたことがあるが、息子はクラスで3番目に背が高く、体格もしっかりしているため「扁桃腺が大きくて食べられない子は成長グラフから外れるくらい痩せているはずだから」と言われ「心配いらない」と、言われていた。

しかし術後、豚バラ肉を出してみたら何のこともなくパクパク食べた。「「おえっ」ってならない?」と聞いたら「あっ、ならへんわ!」と言っていた。息子自身も「ごはんが食べやすい」と言った。入院先の耳鼻科のお医者さんも「これからごはんが食べやすくなるよ〜 でもゆっくり食べるようにしてね」と、言っていた。食べやすいのが嬉しくて、パクパク食べて丸呑みしてして喉の奥に詰まることが1番怖いので、ゆっくり食べてね、よく噛んでね、と手術前より口うるさく言うようにしている。

ちなみに、退院後5日後に初めての外食で天津炒飯、8日後に息子からのリクエストでピーマンの天ぷら、11日後に映画館でポップコーンを食べられるまでになった。

 

小児科について

今まで何度も扁桃腺のことを相談しては「手術は必要ない」と、言われてきた小児科は、息子が生後2ヶ月の予防接種の時からずっとお世話になっている病院である。正直なところ「ほら!やっぱり扁桃腺取った方がよかったやん!」と思うところもあるが、小児科と耳鼻科は専門がちがうので仕方ないのかな、とも思う。対応が横柄ではなかったこと、実例を出して説明してくれたことがそう思える要因かもしれない。息子の病歴や立地条件もあり、これからもその小児科には通うが、この先、ちょっと「気になるな」と思うことがあったら、迷わずに別の病院や複数の専門医にかかろうと思った。

 

付き添い入院に必要だったもの、いらなかったもの、など

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