わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。好きな映画や海外ドラマの感想や、覚えておきたい出来事など。食べることが好きなのでおいしいものについてもよく書きます。

大人になってから英検3級に挑戦したこと①

 

【息子の卒園をきっかけに】

 

2022年3月に下の息子が幼稚園を卒園した。

3年間、毎日送り迎えをして、帰り道に子どもたちを公園で小一時間遊ばせて、同じ幼稚園のお母さんたちと談笑するそんな楽しくも忙しい日々は終わった。

登下校するのに付き添いが不要なくらい小学校が家から近いため、朝8時に息子たちが登校をすると、14時に下校してくるまでが私の自由時間となり、朝9時登園→14時降園+公園遊びに1時間、というサイクルに縛られていた私の毎日は、途端に暇になってしまった。

 

そのうえ、他人と接する機会は格段に減り、家族以外、というか夫以外の大人と会話をする機会もほぼ0。たまに、夫と話をしても新しい話題もなく、自分の中の引き出しが軽くなったように感じた。

その時、私は無性に何か新しいことをしたくなった。いや、何かしなければならないと思った。

このままでは私の脳みそは錆びてしまう。

とは言え、小学生1年生になったばかりの息子の下校時間では、新しく仕事を探すには、勤務できる時間的にまだ高いハードルがある。ママ友の中には、自身の習い事として習字を始めた人もいたが、私には特段習いたいこともなかった。

でも何か、何か、新しいことをしなければ…

そんな、漠然とした焦りが、私の腹の中でムクムクと育っていた。

時は、夏休みの中盤に差し掛かっていたころだった。

 

【英検、受けてみる?】

 

そんなある日、家族で書店に立ち寄った際に隣に立つ夫が言った。

「英検受けてみたら?」

「…英検?」

夫は続けた。

「英語好きやん。海外ドラマばっかり見てるし。あと上の息子(小5)も、中学に入ったら英語が難しくなるんやろ?英検で勉強してたら教えやすいんじゃない?」

なるほど、と、私たちは揃って英検テキストが並ぶ売り場に移動した。

互いに英検とは無縁の進路だったため、英検が何級からあるのかも分からなかった。2人で順にパラパラとテキストをめくるうちに受けるなら4級か3級かな、という話になった。

「4級にしたら?」夫が言った。

調べてみると4級は中学中級程度と書いてある。次の3級になると中学卒業程度、しかも3級からは2次試験の面接がある。ちなみに準2級ともなると高校中級程度と急に難しくなるため、海外ドラマが好きという程度の知識では、今から数ヶ月間の勉強で取得するとなると、準2級は現実的ではないと思った。

 

安牌なら4級、挑戦なら3級だ。

「4級にしたら?」

もう一度夫が言った。

 

夫は妻である私に「合格」という達成感を手に入れさせるのならば4級が妥当だと考えたのだろう。そういえば私は履歴書に書ける資格といえば普通免許しかない。英検をとれば、履歴書に書けるのだろうか

(あとから調べたところによると、履歴書に書くなら準2級からが吉ということだった)

「4級に合格したら、次に3級を受けたらいいやん」説得するように続ける夫の言葉に、その通りだなと思った。

 

初めての英検、久々の勉強。

 

まずは、2次試験のない4級というステップから踏むべきなのかもしれない。しかし、私の中で、3級に挑戦するべきだと言う声が聞こえる。面接官の前で、がんばって英語を話す自分の姿が見えたような気がした私は、3級のテキストを手に取りレジまで突き進んだ。

 

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(7日間完成や合格へ一直線!売上No.1!など頼もしいキャッチコピーに釣られ、この旺文社のテキストを選んだわけであるが、結論から言うと私が買ったテキストはこの一冊だけだった)

 

【今回は、申し込んで満足するわけにはいかない!】

 

さて、私の悪い癖であるが、買ったことで達成感を味わってしまい、そこで終わる、ということが多々あった。

今回の「英検への道」も、夫に内緒で事を進めていたら、テキストを買ったところで満足して終わっていたかも知れない。しかしながら、今回は夫の制止を振り切り3級のテキストを買ってしまった。しかも、テキストは¥1.265と専業主婦である身の私にとってはまあまあの額だ。

…と、言いつつも、

息子(小5)に「そういえば英検は申し込んだん?えっ?まだ?!」と言われ、バツの悪い思いをしながら、締め切りの9月初旬ギリギリになってやっと申込を済ませたのだった。

 

さあ、もうこれで後戻りはできない。

腹を括りテキストを開いた。

 

 

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